注文住宅と錯覚

人生において「自分の城」を持ちたいと願うのは、至極当然のことである。家族で展示場見学をするのも楽しいものだ。たくさんのパンフレットを持ち帰って、家族各々の主張を織り込んだ間取り図を、構造的に整理して施工用図面として示されると、注文住宅と錯覚してしまう。最近は、間仕切りの多い住宅について批判も出てきたが、食事空間と就寝用空間の分離、夫婦とそのほかの家族の就寝用空間の独立という条件は、政府の居住水準の基礎となっており、住宅金融公庫の融資条件となった。この結果、住宅内部で個々人が家族の誰からも干渉されない「一人一室」という言葉が生まれた。少年犯罪が増加するまで、住宅の計画や構造に欠陥があると指摘する人はいなかった。但し心理学者、社会学者のみならず、文部、厚生、児童福祉などの行政においては、いずれも無責任に口を閉ざしたままである。我が子に限ってという親達の発言は、子供の生活について知り得なかったことによるもので、一つ屋根の下で生活しながら、そこに家庭という家族が一つに纏(まと) まる仕組みが働いていないのがわかる。予算が許す限り、もしもの時の為の設備を検討しましょう。←こちらのサイトでいろいろな物件を見られます。未だ扶養されている子供の場合は、扶養している両親の庇護の下にあるのであって、両親と子供が対等の立場で空間を持つことは、あってはならない。しかし、現実には子供優先の空間が確保され、家族がバラバラの生活が始まり、お互いの会話は極端に少なくなって、何か問題がおこってからでないと、子供の姿を見ることができなくなってしまった。

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One thought on “注文住宅と錯覚

  1. Mr WordPress

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