憧れのマイホーム

誰からも干渉されない独立した空間には施錠がなされ、家族に窺(うかが) い知ることのできない生活を、一つの屋根の下で行なえることが、独立性を尊重した住宅であるとして評価されてきたことに問題がある。昔と違って、独立した空間には、自己満足できるさまざまな物が存在し、一人でいることに孤独さを感じることはない。寧ろ、人と話すことがわずらわしいと考えるようになり、自意識の強い性格となって、扶養されることは望むが、庇護されることを拒否し、両親との会話も途絶えて閑散とした家庭環境となっていく。この結果、お互いに無関心を装い、同じ住宅に起居を共にしていながら、行動に気づかず少年犯罪を未然に防止する手立てを失なっているのが今日の実態である。独立した空間は居心地がよく、野外やリビングなどの共同空間で過ごすことが少なくなる。建材や内装材に含まれている化学物質による空気汚染の中で、自律神経や中枢神経を狂わせ、環境ホルモンなどの影響もあいまって、精神障害を引き起こしているのではとさえ思えてしまう。例えば、小、中学校で問題となっている学級崩壊、すぐカツとなったり切れたりする精神状態、いじめ、家庭内暴力など、精神の歪(ゆが) みによるところが多いのではないだろうか。不動産に関しては、政府の動向にもチェックが必要です。←こちらから不動産知識を養いましょう。誰にも干渉されない空間には、どんな刺激物でも持ち込むことができ、これらによる感情の昂(たか) ぶりをコントロールするための神経が働かなくなって、犯罪に走る少年が急増していると思う。凶悪な少年犯罪が起こるたびに、マスコミに登場して発言する人々は、犯罪を犯した少年の心理状態について述べるだけで、なんの予防にもなっていない。憧れのマイホームのはずが、構造や仕様を誤ると、苦痛の器と化してしまうことがある。

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