丼勘定

丼勘定という言葉があるが、建築業界では、この丼勘定が「当たり前」となっており、一生に一度しか建てられない施主側においても、この丼勘定を容認してしまっているのが現実である。昔から当たり前のように言われている安全な方法は改めて確認しましょう。その他の不動産に関する情報は、←こちらのサイトからたくさん見られます。昔は、各地域に専門の職人がいて、小さな修繕から新築まで、この人達が担っていた。人手を必要とする場合には、地域の人達が手伝うこともあって、法外な請求をすることもなかった。農家などで、現金がない場合には、農産物で支払うこともあった。このように地域との信頼関係を保ち、お互いの立場を理解した社会生活が自然と培われていた。住宅のほとんどは、木や土で構成され、施主側の暮らしぶりを頭において材料を選び、自分の持っている技術を提供することに誇りを持っていた。このため、見積書など必要なかったし、設計図といったものもなくても、施主側を満足させることができた。これが地域密着の職住形態であり、この代表が地場産業と言われるものである。しかし高度成長期を迎え、工業化が進んでくると、組織化が進み、各職人はこの組織に組み込まれ、組織の一員としての仕事を要求されるに従い、施主の顔を窺い知ることのできないところでの仕事が中心になり、技能を誇りとする場所を失っていくことになる。大手、中小の組織が入り交り、競争が激化してくる要因を作ったのが、新しい建材の誕生ではないかと思う。安い価格で見た目をよくする材料としては、うってつけであった。施主側も組織の一員として働く立場から、できるだけ大きな組織に依頼すれば安心できるという風潮が蔓延してきた。施工側の大手業者は、中小組織には真似のできないような豪華なカタログを作ることにより、細かな仕様を説明しなくても同等のものを造れば、施主側を満足させることができた。この場合には「坪単価いくら」と表示した方が、わかり易かったし、施主側は自分の希望する坪数を掛けることで、建築費を知ることができ、予想していた範囲に収まっていればお任せコースとして請負契約書に署名、捺印となる。

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